パラペットやバルコニーの天端部分のおさまりには、2つのポイントがあります。
ひとつは、外部からの雨水の浸入を確実に防ぐこと。
そしてもう一つは、内部に湿気を充満させないように、通気を確保することです。
つまり、防水しながら空気を通すこととなりますが
はたして、そんなことができるのか?と疑問に思われる方もいることでしょう。
そこで、活用されているのが防雨効果を備えた換気部材です。
現在さまざまなタイプの換気部材が販売されている中でも
積層プラスチックの通気部材と金属板を一体化したタイプの製品が多く流通しています。
このタイプは、積層プラスチックなどの通気部材に微細な孔が空いていて
雨水が穴に付着すると、表面張力が働いて水の膜を生成します。
この膜が穴を覆って雨水の浸入を防ぐという仕組みです。
膜ができている間、通気ルートはふさがれるものの、雨がやんで水が蒸発すれば通気は元通りに回復します。
低コストで雨水のトラブルを抑制できるものです。
外回りのリフォームをするときには、こうした換気部材も視野に入れてみてはいかがでしょうか?
兵庫県川西市にある「有限会社ツチダ建築板金」では屋根や外壁、雨樋などの外回りの施工を取り扱っております。
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2020.11.20